2011年11月17日木曜日

東日本大震災復興支援プロジェクト[パート7]-《ココナッツ・パラダイス倶楽部》


10月31日~11月2日までの日程で、宮城県の亘理郡と東松島市へ視察と準備、水中の調査を兼ねて行ってきました。
10月31日はボランティアセンターの方と合流し、宮城県亘理郡亘理町の荒浜港に行きました。荒浜漁港の方から、地元の発展に貢献した方を称える石板が津波で海の中に落ちてしまったので、できることなら見つけて引き上げて欲しいという要望がボランティアセンターの方に寄せられました。これも、心の復興支援だと思います。
現場に到着したのは夕方でした。この日は、津波の方向を考慮し、捜索範囲の確認と手順の打ち合わせのみ行ない、ボランティアセンターへ戻りました。
11月1日の午前中は、宮戸島周辺での復興支援活動のために、《ココナッツ・パラダイス倶楽部》で準備したコンプレッサーの設置と使用方法、注意点を現地の方に説明し、タンクにチャージを行ないました。そのタンクを車に積み込み、亘理郡亘理町の荒浜港へ一路向かいました。
捜索は、現地ボランティアセンターの方1名と《ココナッツ・パラダイス倶楽部》のスタッフ3名、合計4名で捜索を行ないました。石版の大きさは、約畳一畳くらいでその重さは約800キロ。ダイビングの前に捜索手順の確認を行ないました。透明度は1mもない状況でした。にも関わらず、現地ボランティアセンターの方が何回か素潜りのように潜ったところ、いとも簡単に発見してしまいました。ちょっと肩すかしの気分ですが、なにはともあれ見つけることが一番です。そのまま、引き上げ作業の段取りと日を決め、この日は終了しました。
11月2日は復興支援のお手伝い予定の、東松島市の宮戸島へ行きました。海の中の現状をまずは聞いて、その場所の確認のためにダイビングしました。いくつか養殖筏のアンカーを見つけたので一緒に回収してきました。このアンカーは新しく作ると、ひとつ数万円もするそうです。
今回の石版の回収や少数のアンカーの回収など、行政ではなかなかできないこともダイバーならできるのです。
さぁ、次回は石版の引き上げ作業に参加してまいります。

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