2012年3月28日水曜日

東日本大震災復興支援プロジェクト[パート9]-《ココナッツ・パラダイス倶楽部》


震災よりちょうど1年が経つ3/9~11の日程で宮城県石巻市北上町十三浜の小室漁港へ復興支援のお手伝いに行ってきました。
今回は《ココナッツ・パラダイス倶楽部》と《ソットマリノ》が合同でダイバー総勢38名、各地から集まったボランティアさん約50名と協力し、瓦礫撤去を行なってきました。総勢100名、もしくはそれ以上の参加者でした。 こんなに多くの参加者での作業は、初めてでした。
作業初日は雪が降り4℃を切る水温、透明度は1m以下という悪天候の中、水中作業を開始しました。小室漁港内には津波によって流されてしまった、漁業で使われたいた網や船をとめていた係留ロープ、家庭用品などが水中にたくさん残っているとのことでした。
瓦礫を引き上げることにより水中に沈殿した土砂が潮の流れによって沖へと流されると、またその下から瓦礫が出てきて撤去しての繰り返しによってキレイな海が戻って来るそうです。
ダイバーも陸上の作業担当の方達もこういった作業はほとんど初めてでしたので、入念に水中作業の引き上げ方法と手順の確認、役割分担、合図の仕方を確認後、作業開始です。ロープの結び方、投げ方がわからない、それでもみんな一生懸命に行なってくれました。初日から皆さんの協力の下、たくさんの瓦礫を撤去できることができました。
今回は宮城県東松島市 宮戸島にある大高森観光ホテルさんに宿泊しましたが、本来、食事の用意も難しい状況の中、暖かく迎え入れてくださいました。
作業2日目は初日よりも効率良く瓦礫撤去するため、夜にみんなで話し合い、効率の良い作業方法を再度確認しました。2日目は初日よりも捜索範囲を広げて作業開始です。サーチアンドリカバリーのテクニックで捜索し、大きな物を引き揚げるためにブイを結び付ける作業も行ないました。
陸上では各地から集まったボランティアの方が炊き出しの準備をしてくださいました。水中から瓦礫を陸上へ引き揚げる作業も私達と協力して一緒に作業を進めていきました。
最後に地元の方が献花を海に捧げ、全員で被災された方のために黙祷をささげました。まだまだ水中には多くの瓦礫が残り、被災した港も何百とあるそうですが、手付かずの港も多いそうです。地元の方からも「忘れられてしまうのが一番辛い」とお聞きしたので、これからもできる限りのことを行なっていきたいと思います。
今回ご参加いただいた方からは、また参加したいという声がすぐに上がりました。更にレベルアップしてまた一緒に行きましょう! また、ご賛同・ご同行いただいた《ソットマリノ》様との和も大切にしていきたいと思います。

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